ライオン株式会社

ぼくがてをあらったら
〜つながる手洗い歌〜

Mission

手洗い歌をつくる

手洗いの意義を、歌という表現フォーマットで社会に共有し、広める。

Idea

「手洗いの方法」ではなく、「手洗いという小さな行動とつながる、人や社会や未来」を歌にする

2020年は、新型コロナウイルスの拡大により手洗いが当たり前の行動になった年でした。手洗いの方法を楽しく伝える動画もたくさん公開され、社会全体の衛生意識が高まりました。新しい手洗い歌を制作するにあたり、私たちが大切にしたのは「つながり」です。一人の手洗いは、家族、友だち、社会につながっている。この「つながり」をみんなで意識することが、手洗い習慣を定着させることになると考えました。もうひとつ大切にした「つながり」は、未来への「つながり」です。歌という表現フォーマットは、一緒に歌ったり、ふとしたときに口ずさんだりすることで、人から人に、世代から世代につないでいけるもの。未来へと歌いつないでもらえるように、なるべく普遍的でタイムレスな「みんなの歌」にすることを心がけました。また、この歌への間口を広げるために、スマホ2台で2人でつながれる仕掛けも用意しました。制作は、『指を置く』 (美術出版社・佐藤雅彦との共著)の著者で、インタラクティブアート、ライブ演出、テレビ番組など、メディアを選ばない多岐にわたる表現を行っている齋藤達也さん、NHK『ピタゴラスイッチ』ピタゴラ装置開発にも携わる高橋ヒロキさん、音楽を中心としたクリエイティブ・プロダクションであるラダ・プロダクションさん、作曲家菊地晴夏さん、シンガーソングライター入江陽さんと一緒に行いました。

ぼくがてをあらったら 〜つながる手洗い歌〜 歌詞

ぼくがてをあらったら 〜つながる手洗い歌〜 動画シーン

ぼくがてをあらったら 〜つながる手洗い歌〜 アプリ

ぼくがてをあらったら 〜つながる手洗い歌〜 アプリ

ぼくがてをあらったら 〜つながる手洗い歌〜 アプリ

Result

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがあるように、私たちは必要に迫られる事態が過ぎると、どうしても大切なことを忘れてしまいがちです。手洗い習慣は、新型コロナウイルスの収束に関わらず、確実に継続していかなければなりません。今回制作した歌は、歌いつないでもらってこそ意味があると考えています。そのために、幼稚園・保育園の先生方・園児向けに、楽譜やカラオケ音源などをサイトから自由にダウンロードできるようにし、普及につなげていきます。また、小児科の待合室のモニターでも配信し、親御さんや子どもたちに自然に知ってもらえる機会も増やしていきます。時間はかかるかもしれませんが、継続的な取り組みを通じて、「みんなの歌」へと育てていきたいと思います。

Clientライオン株式会社
Year2021
Credits
  • Creative Director:淺井勇樹
  • Planner:宗政朝子/青木美穂/佐藤怜
  • Creative Producer:玉村亮太
  • Business Producer:北澤圭吾
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