DinoScience 恐竜科学博製作委員会2021

「DinoScience 恐竜科学博」

ソニーグループ9社で実現した“新しい恐竜展”

ソニーグループには「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というパーパスがあります。事業内容の異なる9社に加え、協力社も入れると全16社のソニーグループが、パーパスでつながることで実現した“新しい恐竜展”をご紹介します。

白亜紀体験シアター映像:ⓒDinoScience 恐竜科学博製作委員会2021

Mission

ブランドそのものが、ユーザーにとって価値ある存在になるために 

パーパスとは、その企業の存在意義であり、行動の起点。

ソニーが掲げる「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」 というパーパスから、具体的にどういった行動が生まれるべきでしょうか。

事業が多岐にわたる企業の多様性を、一つの場で凝縮して体験することはできるでしょうか? 

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

Idea

人が存在しない世界に思いを馳せる時間を、ソニーグループがつくる 

ユーザーとソニーが、パーパスを起点につながる。

そのために、私たちはある象徴的なアイコンを考えました。

それは「恐竜」です。

この地球で誰もその姿を見たことがなく、人々の想像力を刺激する存在。

「夢と好奇心」をValuesに掲げるソニーにとって、「恐竜」はパーパスを体現する象徴になることができる。 恐竜のいた時代を目の前に再現させるために、ソニーグループ9社が結集し、クリエイティビティとテクノロジーの力を総動員した“新しい恐竜展”のプロジェクトが始まりました。 

DinoScience 恐竜科学博 展示風景
ⓒDinoScience 恐竜科学博製作委員会2021

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

DinoScience 恐竜科学博 展示風景
ⓒDinoScience 恐竜科学博製作委員会2021

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

Result

約20万人の知的好奇心をくすぐった、大規模な協業

“DinoScience(ディノサイエンス)”。それは、ソニーが科学の視点で生み出す、まったく新しい恐竜体験のこと。欧米の博物館では、恐竜を骨格標本として展示するだけではなく、生き物として科学的視点で捉え、その不思議さやおもしろさを解くことで、ワクワクする知的好奇心を満たすよう工夫されており、恐竜は“科学の扉”の一つとして位置づけられています。

DinoScience 恐竜科学博は、見るだけではなく五感で感じる今までにない体験型エデュテインメント(教育:Education+エンタテインメント:Entertainment)として、子どもから大人にまで自然科学への気づきや学びの体験を創出することを目指しました。

プロジェクトは、サイエンスコミュニケーターとして活躍する“恐竜くん”(田中真士氏)、フロンテッジ、ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下SMEJ)が中心となって発足。やがて、ソニーグループ各社およびパートナー企業、地方自治体やメディアを巻き込む一大プロジェクトとなりました。 

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

DinoScience 恐竜科学博 展示風景
※ヒューストン自然科学博物館所蔵

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

DinoScience 恐竜科学博 展示風景
ⓒDinoScience 恐竜科学博製作委員会2021

DinoScience 恐竜科学博 展示風景

本展の展示エリアは、ソニーグループの様々な技術を体験できるように構成しました。例えば、多数の貴重な化石を紹介した「発見ラボラトリー」では、高精細な立体映像を裸眼で見られるソニーの空間再現ディスプレイ『ELF-SR1』にて、恐竜の3DCGモデルを展示。「白亜紀体験シアター」では、最新研究で明らかになった恐竜の体の造形から質感、動き方、さらには当時の植生に至るまで、本展の企画・監修を務めた恐竜くんが徹底監修し、最先端の映像技術を有するソニーPCLが細部にまでこだわりぬいて精緻に再現した、圧倒的なリアリティと迫力のフルCG映像を用意しました。幅12m・高さ6.8mのソニーの超高精細なCrystal LEDの大画面に映し出された映像や、7.1.2chのサラウンド音響システム、ハプティクス技術(触覚提示技術) などを連動させた映像体験に、多くのお客様から感動の声が挙がりました。また、コロナ禍で会場に来られない方はもちろん、来場された方にも展示をより深く知っていただくために、 Xperia(TM)スマートフォンを活用したオンラインツアーも企画・実施し、多数の方にご参加いただくことができました。 

本展の公式アンバサダーには、ソニーミュージックグループ所属アーティストの日向坂46 小坂菜緒さんが就任。ヴァイオリニスト宮本笑里さん、ギタリストDAITAさんによる公式テーマ曲「ララミディア」やアニプレックス・SCPによるアニメ「ダイナ荘びより」の公式キャラクター、キッズステーション・アニマックスによる公式応援番組「恐竜くんの地球だいすき!ダイナソー」など、様々なソニーグループ企業が得意分野を活かし、DinoScience 恐竜科学博を盛り上げました。 

ソニーグループとして初めての取り組みである、グループ各社を横断した大規模プロジェクトは、コロナ禍でも2ヶ月間で約20万人の動員を実現し、無事成功を収めました。期間中のSNS投稿数は40,000件以上あり、そのコメントの大半は恐竜が生きていたのだと実感した、今までの恐竜展で1番感動したといった、ポジティブな言葉。恐竜展の日本公式アカウントとしては過去最高のフォロワー数を記録しました。 

DATA

動員数

約20万

SNS投稿数

40,000

件以上

ClientDinoScience 恐竜科学博製作委員会2021
Year2021
Award
  • 第8回 JACE イベントアワード 優秀賞
  • 第16回 キッズデザイン賞 キッズデザイン協議会会長賞 子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門 リテラシー部門
  • 先進映像協会 ルミエール・ジャパン・アワード 2021 8K部門 優秀作品賞
Credits
  • Executive Producer:森田共美
  • Management Director:永山芳隆
  • Public Relations Director:奧畑麻里子
  • Contents Producer:天野誠司
  • Ticket Management Director:植竹久美子
  • Director of Workshop:三浦秀幹
  • Social Media Director:前原理央
  • Public Relations:佐藤怜
  • Director of Official Site:谷戸千春
  • Coordinator:宮島和寛
  • Administration:守田佑子
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