MOTIVATION NOTE
プランナー

【偏愛実験室】(1)会社非公認チーム、誕生

偏愛実験室とは「偏愛を解き明かし、ビジネスに好循環を生む」をコンセプトに、ジャンルを問わず、あらゆるファンの心理を研究する10人の若手プランナーを中心に構成。さらに自ら何かのファンとなり、偏愛体験を積む、そんな“会社非公認チーム”です。

偏愛=ファンの心模様、熱狂

※このトピックスは、9/26のソニーグループイベント「ソニーベースキャンプ」での講演内容の一部を、noteとしてまとめたものです。

最近、何かと話題の「サブスクリプション」(以下、サブスク)。定額課金をベースとして、顧客に継続的に商品・サービスを利用してもらうこのビジネスモデル。今でもあらゆるメディアで取り上げられ、大手企業を中心にサービスリリースが相次いでいます。ただ一方で、真新しいビジネスモデルがゆえに、どうしてもマネタイズの仕組みばかりに注目が集まりがちです。本当に大切なことは、サブスクを利用する「顧客心理」への考察。そこに着目している人は、わりと少ないなと感じています。当たり前ですが、サブスクという仕組みさえつくれば、人が購買に動くものではありません。では、何が必要か?それこそ人間の“偏愛”なんじゃないかと思うのです。

つまり、ブランドに対する人の“偏愛”が芽生え、購買行動が喚起され、はじめてサブスクという実業が動きはじめる。その時、人の偏愛はどのようなメカニズムで芽生えたり、高まったり、または萎えたりしてしまうのか。そんな人の“偏愛”を解き明かすことで、あらゆるブランドビジネスに良き影響をもたらすのではないかと、私たちは考えています。

メソッド開発「偏愛のツボ」

偏愛はどのように生まれるのか。私たちはあらゆる情報ソースと自分の偏愛体験を積みながら、その法則となりうる「偏愛のツボ」を現在研究中です。随時アップロードしていますが、現在5つの視点でメソッドとして定義しています。

(1)お供のツボ
人の気持ちを共にすることで、偏愛が芽生えるメソッド(偏愛の始まり)

(2)告白のツボ
「好き」を公言することで、偏愛がさらに深まるメソッド(偏愛の高まり)

(3)同士のツボ
好き同士の居場所をつくり、偏愛をさらに拡張させる(偏愛のコミュニティ化)

(4)特別扱いのツボ
ファンに対して、特別なおもてなしを施し、偏愛をドライブさせる(偏愛の深化)

(5)お誘いのツボ
ファンを誘い人に変えて、コミュニティの輪をさらに広げる(偏愛の拡張)

というように、要するに「ファンのジャーニー」です。ただ、その中でも、“節目”となるタイミングがあり、ブランドとして適切なアプローチすることによって、ファンの偏愛が高まったり、拡がりやすくなる。そんなメソッド開発の研究を進めております。このモチベーションノートでは、今後一つひとつのツボの詳細について、随時アップしたいと思います。

偏愛実験のメンバー&活動レポート(随時)

このような偏愛に関する研究を重ねながらも、我々チームとしては一人ひとりが何かの「ファン体験」も積んでいます。例えば、次回のモチベーションノートに登場予定の「NBAの偏愛」。90年代からNBAを見続けているマニアが、細かすぎて伝わるか心配のNBAプレーヤーへの偏愛を語ったり、またe-sportsに精通するゲーマーが、これからのゲーム業界について独特の切り口で考察を述べたり、様々なジャンルの偏愛をこのノートに紹介したいと思います。

偏愛の研究と実践を重ね合わせて活動している「偏愛実験室」。人間の“好き”や“夢中”の力をビジネスに応用できる日を目指して、少しずつ愉しく活動しています。

PROFILE

プランナー/コピーライター

カレーが好き。本屋が好き。バスケが好き。子供が生まれてから、子供も好き。人は、どのようにして「好き」という感情が芽生えるのだろうか。そんな研究を悶々と続けている「フロンテッジ偏愛実験室」やら、スタートアップのコーポレートステートメントを共創する「フロンテッジベンチャーパートナーズ」やら、好きなように活動しております。