MOTIVATION NOTE
プロデューサー

プロデューサーという立ち位置で大切にしていること 〜今までを振り返ってみて〜

仕事をする上で大切にしていることは誰にでもあると思います。私にもあります。ですが、具体的にポリシーとしていることはありません。自分は何を大切にしているのか、ふと考えてしまうこともあるため、勝手ながら今回を良い機会にさせていただき、時間を取って考えてみました。

私はWebプロデューサー/ディレクターを最も長く担当してきたため、今の私の礎となっているのはWebプロデューサー/ディレクターを担当する中で学び培ったことです。ということで、今回はプロデューサーという視点で自分自身を振り返り、大切にしていることをいくつかピックアップしてみましたのでご紹介したいと思います。

細部の細部まで考え抜く

初めに頭に浮かんだことが「細部の細部まで考え抜く」でした。考えが浅いと、実行に移した際に想定していた状況と全く異なる状況に陥ってしまうことがあります。想定外の事態が起きた際、対応が1歩2歩遅れてしまうことは私にとってはとても悔しい状況です。またその遅れによって、納期がのびる、想定外のコストが発生する、成果物の質が低下するなど、プロジェクト全体に影響を及ぼすこともあります。実際、気を抜いたことでプロジェクトを迷走させてしまうことを何度となく経験しました。そのようなことがないように、常に誰よりも細部まで考え抜くことを意識しています。例えばスケジュール。私は不要なほど細部までブレイクダウンしたスケジュールを作成することがあります。実際これをプロジェクトで使用すると逆に把握しづらくなってしまうため、もう少しシンプルにした方が良いと思い至り、そのスケジュール表をもとにメンバー共有用のスケジュールを作成することがあります。時間を無駄にしていると思われるかもしれませんが、時間を無駄にしてでも細部まで考えてからシンプルに転換する方が私は良いと考え、その意識で常に業務に当たっています。振り返ってみると、これは私が最も大切にしていることで、私の強みにもなっていると感じます。

意思共有を図るためには時間を割く

クライアント、自社内、協力会社。一つのプロジェクトを遂行するにあたり関わる人は多く、このメンバー間で意識のズレが発生してしまうとプロジェクトの進行に支障をきたすことがあります。プロデューサーとしてはこのようなことが起こらないように努めることが必要です。例えばメールでの伝え方、電話でのフォロー、会議の設定から情報共有のための資料など。私は共通意識を持つためにすべきことには時間を惜しみません。これができるかできないかでプロジェクトの進行は大きく変化します。
また、進行管理の質を上げることができれば、結果としてプロジェクトや成果の質も上げることができるという信念を持っています。

意思の主張

個々メンバーが意思を主張することで成果の質は向上すると思っています。意思の主張は議論を生み、議論によってより良い発想が生まれ、その発想は成果へとつながります。
まさにチームワークの要ではないかと思います。

データドリブンになる

今では「データドリブン経営」や「データドリブンマーケティング」など、「データドリブン」という言葉が多く使われるようになり、業務のどんな場面でも付いて回り、意識の外に置くことができないほど一般化しています。
Webではデータを取り扱いやすく、データドリブンという言葉が出るずっと前からユーザーのアクセス履歴を元にしたWebサイト構築やSEOを意識したLP運用などは行っているので違和感は全くありません。ですが、実行フェーズだけではなく成功を測る指標の設定、改善の指針決定など様々な場面で必要になっていますので、データに触れる機会はより一層増えていると感じます。

また、データを扱うと言っても、平均化され要約されたデータから導き出されることにはさほど価値はなく、大切なのはデータの的確な細分化と細分化によって見つけ出すことができるインサイトにあると思います。これから先さらに求められるのは、データを取り扱う質の高さだと感じています。

理想と現実の間で妥協することなく抗う

プロデューサーあるあるかもしれません。理想を追えば時間が足りずコストがかかる。現実を追いすぎると質が伴わない。プロデューサーはコスト管理とクオリティ管理双方を見る立場だからこそ、この狭間で苦悩することは付き物です。甘えてどちらかに流されると質は良いけど利益が出ない、利益が出てもこの質では・・・ということになり兼ねません。時間やコスト面が厳しい中でも質を上げるにはどのような手段が考えられるのか、私は常に頭を働かせ、柔軟な発想と対応をもって、理想と現実の間で良いとこ取りをすることに力を注いでいます。場合によっては厳しい判断を必要とします。冷徹に愚直に実行することもプロデューサーとして必要な資質だと思っています。

透明性を意識する

企業活動の透明性、経営の透明性など、企業が果たすべき社会的な責任。広告を取り扱う私たちも色々なかたちで意識することを求められます。個人情報、ロゴやタグライン、Webサイトで使う写真やデザイン、プログラム、ノベルティなど。付いて回る場面は多く、注意を払わず曖昧にしていると、企業内外の信頼を損ねることにも繋がってしまいます。気になることがあれば細部までとことん調べて確認をとる。プロデューサーとして常に意識して注意を払うようにしています。

先を走る

常に1歩2歩先を見て行動することを意識してきました。
プロデューサーはスケジュール上で言うと、当日を走るのではなく当日より先を走ることが求められると思います。そもそもスケジュール管理、進行管理とは先を見ないとできません。先を走りメンバーを引っ張るということです。これはスケジュールに限ったことではなく、例えばリスク回避のために実行を見据え考えられるリスクを洗い出すことや、現状では想定外であっても発生する可能性を考慮したコスト管理をするなど。常に先を走ることはプロデューサーに強く求められることだと思います。

以上7点をピックアップしましたが、その他にも大切にしていることは色々と出てきます。頭に浮かんだ順にピックアップしたので、私にとっては色々とある大切にしていることの中でも、重要度が高いのかもしれません。実際どこまで実行できているのか、自分自身で懐疑的になるところもありますが、ピックアップしたこのいくつかを改めて意識して、これからの業務に取り組んでいこうと思います。

みなさまはいかがでしょうか?ぜひご一緒する機会があればご意見いただけると嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました。

PROFILE

プロデューサー/テクニカルディレクター

現在はデジタル領域を軸としたプロデューサー業務が中心。テクニカルディレクションを下地としたプロデュース力に加え、デジタル戦略立案・マーケティングの上流工程からPDAC運用による効果最大化のための運用工程、クリエイティブやキャンペーン実施運営に至るまで、幅広い領域に精通した総合プロデュース力が強み。