MOTIVATION NOTE
プランナー

広告会社が目指すSDGs、サスティナブルな目標とは?

2019年6月より、私がグループリーダーを務めている「ストラテジックプランニンググループ」の名称が「ソーシャルバリュークリエーショングループ」と変わりました。もちろん、名称が変わっただけではなく、新メンバーも加わり、グループに求められている領域が、新たに増えました。

ソーシャルバリュー?ってなに?と思いますよね。文字通りこの新組織に課せられていることをひとことで言うなら「社会的価値をビジネス化し収益化する」ということです。社会的価値をビジネス化すると言っても雲をつかむような話なので、グループではテーマを設定しました。まず第一弾として取り組むテーマは「SDGs」です。

企業は、もはや商品やサービスが売れれば良いという時代ではなくなり、企業の成長=持続可能な開発目標の実現に向けた経営的価値=社会的価値をつくることが必要と言われている今、広告会社であるフロンテッジは何ができるのでしょうか。

広告会社としてできる企業のサポートとは?

「企業の様々な課題を解決するために都度、最適なソリューションを考え、提供すること」私たち広告会社に求められていること自体はマスメディア時代と言われた頃も、SNS時代と言われる今も基本的には変わっていません。それはたとえ、SDGsに沿った経営となっても同じ事です。企業の持続可能な開発目標の実現に向けての取り組みについて、私たちは広告やキャンペーンといった類いだけではなく、様々な方面からサポートすることが求められています。

私たちはこれまでも、企業のブランディングのお手伝いを長年してきました。でも、最近はそのブランディングの傾向も変わりつつあります。「VISION」=企業がどうありたいかという目標、これは今も変わりませんが、これからは「PURPOSEパーパス」=社会における存在意義が大事となっていきます。企業のビジネス自体が社会課題を解決することに繋がっていき、携わる人々がそのことを意識して仕事をしていくことで、サスティナブルな社会をみんなで創っていけることが求められています。

そのために、私たちは「企業の本質的価値を一緒に探求し、PURPOSEパーパスを定義する」「自社では当たり前と思っている活動や事業の中から、サスティナブルの種を見つけていく」「その種を育てていくための施策や伝えるためのコミュニケーションを考える」など、企業がどうありたいかというブランディング領域でお手伝いをしていきたいと思います。

そしてもう一つは自分たち広告会社もクライアントと同じく、持続可能な開発目標の実現に向けて動き出さねばならないと考えます。そしてそれは、時代の流れと共に、グループ名のとおり社会に価値を創造するものでなければなりません。文字にすると、ずいぶんと偉そうに見えますが、小さなことから、コツコツと・・・というのが本音でもあります。

フロンテッジのクレド(行動規範)は7つありますが、第1番目は「世の中を今日より良くする視点を持とう。」です。広告の仕事では世の中を面白くしたいという気持ちもありますが、私たちはこの「世の中を良くする視点」を1番に大事にしたいと思います。

SDGsというテーマにどう取り組むのか?

今、具体的にフロンテッジとして知見やノウハウをすぐに活かせるのは、SDGs17個のうちの4つめ、「質の高い教育をみんなに」という“教育”に関することであると考えました。それは、私たちがソニーグループの一員であり、長年、科学館の企画・運営を担ってきた実績があるからです。

残念ながら、お台場にあるソニー・エクスプローラーサイエンスは閉館となりますが、そのノウハウを活かし、広告事業で鍛えられたクリエイティビティをプラスしていくことで、これからは常設という形にとらわれず、子どもたちや、大人でも学びたいと思う人たちがいる場所(日本に限らず)に、もっと積極的に出かけていきたいと考えています。

ということで、「質の高い教育をみんなに」を実現するために2つの軸で展開して行きたいと思います。

その1  デジタル×科学×クリエイティビティ=WOW(感動)を生み出す体験
その2  ソニーテクノロジーדプロダクツ/サービス”×クリエイティビティ

デジタル×科学×クリエイティビティ=WOW(感動)を生み出す体験 とは?

ソニーのテクノロジーと広告会社で培ってきたクリエイティビティを科学に掛け合わすことで、感動を生み出す体験を提供したいと考えています。教育(エデュケーション)をエンターテインメントにするエデュテインメント事業に、私たちは未来を感じています。科学の分野は広いため、様々なアイデアがありますが、外部のその道の専門家と組んで、今までにない感動を体験してもらい、子どもたちの“想像力”“自ら発見する力”を育むことに役立ちたいと今、真剣にある企画を計画中です。そして、“考える力・思考力”を育てることも大事だと考えています。

ソニーテクノロジーדプロダクツ/サービス”×クリエイティビティ とは?

例えば、「プログラミング」をツールとした教材やワークショップです。2020年は、「プログラミング教育元年」と言われています。プログラミングと聞くと、プログラミング言語を学ぶ?プログラマーを育てる教育?難しそう!と親世代の人たちからの心配の声を耳にしますが、心配する必要はありません。プログラミング教育は、プログラミング自体を学ぶのではなく、「プログラミング的思考を養うプログラム」だからです。「プログラミング的思考」とは、物事には手順があり、その手順を踏むことで物事を解決できるという論理的に考えられる力のことです。。

現在、ソニーグループが開発したプログラミング教材を使いながらの子ども向けワークショップを既に実施していますが、これからは、企業向け=大人向けのプログラムも開発していきたいと考えています。新入社員研修や、その他社員研修など、楽しみながら論理的思考を養うプログラムです。私たちは、長年、企業の課題解決に向けて、市場調査や生活者・ターゲットリサーチやインタビューなどから論理的に物事を考え、クリエイティブやプロモーションチームとアイデアを導き出し、解決することを得意としてきました。そのため、これからは、その経験を積極的に使っていきたいと思います。

最後に・・・

さて、最後まで読んでいただいた方にお願いがあります。

①エデュテインメント事業を一緒に伸ばしていけるアライアンス先も募集中ですので、興味のある方は是非お声がけください。
②「デジタル×科学×クリエイティビティ=WOW(感動)を生み出す体験」にピンと来た方、感動体験を生み出す新しい企画や事業を一緒に考えてましょう。アイデア、絶賛募集中です。
③自社のブランディング「PURPOSEパーパス」を明確にしたい企業のご担当者もぜひお声がけください。その企業ならではの存在意義を明らかにして、社員や生活者に共感される言葉や具体策をつくるお手伝いをします。

どうぞよろしくお願いします。

PROFILE

ソーシャルバリュークリエーショングループ グループリーダー

営業、メディア、メディアプランナーを経て2003年よりストラテジックプランナー。インタビュアーやファシリテーターを得意とし、日頃から人の気持ちや感情と行動について知りたいという欲求が強く、電車や街中でも聞き耳を立てている。趣味は「人間観察」と「食」「ミュージカル・オペラ・映画鑑賞」。人生折り返し地点を過ぎ、社会や人にとって本当にいい仕事をしていきたいと真剣に考えている。